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■ まえがき | |
養ってもらう側から自分の足で立つための理由を探す、貴重な時間です。保護者の付属から離れ、いよいよ自分自身という単体への模索が行われてゆきます。
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*青年期(10〜20歳前半)
・自分がどうしたいのかが解らない。 ・将来の展望が持てないことに悩む。
・自分の内側よりも、社会に目が向く。 ⇒⇒ 自己受容が、大きな目標である。
*文章完成法(20問法)を使った、自己認識の調査。
⇒持ち物などによる形容が減ってゆき、代わりに内面の形容が増えていく。
*青年期の自己の分化と、統合のプロセス(自己受容へ)
青年期前期(7年生) ⇒ 青年期中期(9年生) ⇒ 青年期後期(11年生)
・自己イメージは、未分 ・自己が分化し、対立と ・分化した自己は、統合
化。葛藤も少ない。 葛藤が高まる。 され、葛藤が減る。
*認知的概念の発達
形式的操作期(11〜12才頃)に至り、自分や他者についての深い理解が可能となる。
⇒理想の自己と。現実の自己との葛藤。
*社会的役割が多様に分化してゆくために、不安定にもなる。
また、こういった中で、信頼出来る人を探し求め、出会い、対人関係による安心感を得
る中で、自己受容が進む。
*アイデンティティの探求 = わたしは私であるという確信を求めていく。
【エリクソンによると…】
内的な斉一性と連続性を維持しようとする、各個人の能力と他者に対する自己の意味の斉一性、連続性とが一致したときに生じる自信。
※斉一性とは、まとまりのあるひとつであるという感覚、ありかた。
→→青年期以降の人間にとって、重要なものである。
【アイデンティティ・ステイタス】(マーシャ)
アイデンティティ形成に対して、危機または探求を経験しているか?そして、現在、積
極的関与をしているかの視点から、4つに分けられたアイデンティティのステイタス。
@アイデンティティ達成 危機○ 関与×
Aモラトリアム 危機 その最中 関与 曖昧。関与しようと
している。
B早期完了 危機× 関与○
Cアイデンティティ拡散 危機○と× 関与×
※これらは、固定的なものではなく、移行の可能性がある。
*アイデンティティ形成のプロセス
→評価がよければ、強化へ。うまくいかなければ、再度の練り直しへ。
□探求に携わるための方向付け
→□探求のプロセス(モラトリアムの時期。それまでの自分を壊そうとしている。)
→□感情的・認知的な結果(一旦の結果と、評価)
→□アイデンティティの強化(背景に自信。アイデンティティ形成)
→□アイデンティティの評価(再評価)
このプロセスは、青年期で終わらずに続いていくものでもある。
*アイデンティティ形成における、個人要因と環境要因
→アイデンティティとは、他者との関係において成立しているものともいえる。
集団的アイデンティティ 体験の青年前期における重要性。
◎親子関係において…。
親からの期待と、自らの独自性をどう協調させていくか??
・独自性(自己主張 分離)
・結合性(しん透性:他者の見解に対する応答性
相互性 :他者の見解に対する感受性と敬意を示す)
……結合性を持ちながらも、独自性をはっきりと表明しあっている。
=アイデンティティを確立している親子関係。
古い時代と比べて現代は、正しいと思えるものが無くなりました。それ故に、アイデンティティの確立は難しくなったとも言われています。
或は、確立されたはずのアイデンティティが、青年期を超えて、再構築されるための危機に見舞われることさえ、自然なこととなったのです。
ただし、「それは、嘆くべきことか?」と問われれば、一概にそうとは言えないと思います。
アイデンティティ確立の困難が、その人自身の未熟さのみに決して由来しない現実を受け止めた上で、そのことを放棄しなければ、いずれ、より洗練された「それ」を描き出すことでしょう。
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