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人生なかば:危機と成熟
生涯発達心理学




 まえがき
迷いの時期です。大人になったら迷わない?いえいえ、大人になったからこその迷いに出会うのだと私は思います。それを糧に見つけゆく、大人になってからの人生を知るために。



*人生なかば=中年期の危機
 「お前は、何をしてきたのか?」※中野孝次さんへのインタビュー

 ●先が見える。 ●42歳は、転機 ●折り返し点
 ●つまずきを覚えた後の開き直り、自分を丸ごと引き受ける。
 ●45歳からの出発
 (Fernweh:遠くへの憧れ…若い頃に持ったもの)
 ●日本を見直す ●価値の逆転 ●日常生活の価値を知る 
 ●単なる日本回帰ではない。
 ●アジアも新たに、見えてきた。 ●若さだけではない、若さだけの美しさでは無い。
 ●成熟の美しさ ●隠居(自分の人生を生き始める。)
 ●単純な現状肯定ではない。老いて、ますますよりよい自分になっていこうとする。
 ●味わいは中年から後の方が、深くなる。(成熟文化)

*人生なかば、その他の表現
 ・不惑 ・厄年 ・危機 ・過渡期 ・折り返し地点 ・人生の正午 
・締め切りの10年 ・第二の青年期 ・更年期

*レヴィンソンによる発達段階
 →作っていく時期と過渡期の存在、これを繰り返して成長していく。
  40〜45歳(人生なかば)

*人生における有限性の自覚と、人生再構成の時期である。
 <葛藤>
@ 若さと老い A生と死 B夢と現実 C親と子 D男と女

D→自分自身の影を相手に投影しやすい。
  相手のために自分の人生を間違えたのではないか??
  自分の生きられなかった夢を相手にぶつけやすくなる。
  ★役割の逆転も起こる。男性でいえば、自分の弱さに出会う時期でもある。




この年齢になると人々は、いよいよ体力というものを失ってゆきます。故に、体力という鎧の下の自分が顔を出し始める時期でもあります。
こうした時に、裸の自分とあまり向き合って来なかった人程、戸惑いを感じるかもしれないですね。「言葉のやり取りは、苦手だから」と言っては体を動かして来た人にとっても、その体が言うことを聞かなくなってくるわけですから。
まさに、第2の自分に出会う時期と言われています。

この時期に離婚をする夫婦も多いそうですが、それはきっと、第2の自分という「裸の自分たち」においての生活の紡ぎ方が、わからないからなのかもしれません。

体力という強いもので協力して来た人は、弱く何も出来ない自分というありのままで協力出来ることを学んでゆかねばなりません。
美貌という華やかなもので状況を作って来た人は、人を惹きつけるもの以外でも、自分と付き合ってゆくことを学んでゆかねばなりません。
第2の自分に出会う時期とは、第2のスタートの時期でもあるのです。

第2のスタートの時期を不幸にするか、より良いものとするか?いずれにしても、私たちは、自分の足元から学んでゆく姿勢を求められる存在なのだと思います。
若い時期の宝物は失われるかもしれませんが、この時期からでしか得られないものを見つける機会でもあります。
無理はせずに、でも、内なる声からの要請には、しっかりと耳を傾けてゆきましょう。








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