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喜びや潤いを与えてくれると同時に、試練を注ぐ要素となるのが人間関係です。 敏感で直観力に長けたHSPは、微妙な心の動きを察することで、 非HSPよりもより多くの試練を体験しやすい、存在であるかもしれません。 また、マイナス要素としての誤解を受けやすい、パワフルではないその特徴から、 惨めな気持ちを味わったHSPも、少なくは無いことでしょう。 まして、繊細さに対して低い評価を持ち、 それらを弱さや臆病さと結びつけることに、せっかちな親許で成長したHSPは、 ただそれだけで相当な傷つきを吸収した、過去を持つかもしれません。 この場合、「繊細さに対して、低い評価を持つ」というのは、 その点をからかい馬鹿にするという、わかりやすい行為もあれば、 必要以上に保護して手放さず、HSPが、自らで新しいことに取り組み、 自信を得る機会の体験を阻害するというものも、視野に捉えています。 過保護に接するというのは、例え失敗しても何とか道を見つけていくであろう、 自主性と可能性の存在を、相手に信頼していない態度・姿勢であるためです。 何となく意識している傷も、阻害ルートの複雑さからはっきりとは意識できないが、 不快感を覚えるといった感じの傷についても、 それらを盲目的に所持することは、自分によって、自分に与える判断を歪めます。 更に、似たような傷を負わせる場面や状況の展開を繰り返し、 当事者に呼び込む危険性を含むものが、その歪めた目線の働きでもあります。 ですから、自分自身でその過ちにまずは、本気で気づくことも重要です。 必要に応じて、気づこうと意識がけてみることも大切です。 HSPである私自身、「総合点としての人間判断」という認識に無知であった頃、 自分に向けて失点を与えることの、成績の良かった人物が、他ならぬ私自身でした。 そのような状態の私に、歯の浮くような称賛を与えたのは、 同じように、自分にそっぽ向いた人物ばかりでした。 しかしながら、そんな走り方では息が切れるばかりで、乾いた気持ちを味わいます。 テンションは上がったけれど、上がっているか下がっているかの両極に忙しく、 とても疲れました。そういう生き方の癖にとうとう力尽きてみて・・・・・・・、 私はようやく、自分の抱えて来た傷を明確に意識するに至りました。 深い傷を抱えた自分を蔑ろにしていたからこそ、飾りやテンションが必要だったのです。 そして、自分の傷を見つめること無しに、その明るさや華やかさで手っ取り早く、 心の傷をさっさと塞ごうとしていたのかもしれません。 けれども、自らの傷を見つめる勇気を持ってみて、初めて向かった先は、 そんなに焦らなくとも、人と繋がることは出来るという世界でした。 今では、自分の敏感さをどこかで理解してくれていた、 ある女性セラピストとの出会いと、自分を大切にしない類の代用物が、 ![]() 中途に、心を満たさずにいてくれた現実に感謝しています。 お陰で、私は、自らに必要なものを問い続けることが出来ました。 そして、ほんの少しだけ成果を得ました。 ほんの少しだけど、それがとても大切な出来事でした。 今、私の内面には、造花ではなく、私という花が蕾をつけています。 そうした歩みを他者に強制することは出来ませんが、 回復を望む人々の中だけでも、その人だけの花が育ちますように。 人は、回復から始まるのではなく、回復の意味を問うところから、心の傷を癒し始めるようです・・。 |
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