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「類型論」
人格の類型とは、「人格にはどんな特徴があるのか?」という疑問に対して、形を全体的かつ具体的に捉えたものの分類のことです。
類型論としては、様々な人の研究があるのですが、今回はユングによるそれを取り上げたいと思います。
○外向-内向
ユングは、関心の方向により、外向と内向という対の分類をしました。
これは、俗に言う、「あの人は、内向的だから駄目ねえ。」といったような価値付けのための言葉とは違います。
純粋に、関心の向いている方角が外側である(=外向)か、或いは内側である(内向)かを指しています。
よって、例えば外向といっても、社交性を意味するものではありません。
※内向的な人の中にも、社交性のある人は存在します。
○心理機能による、4つの類型
更に、ユングは心理機能として対を成す二組、計4つの類型を見出しました。
・「思考」-「感情」(判断を司る機能)
・「感覚」-「直観」(取り入れるための機能)
「思考」は主に良し悪しを、「感情」は好き嫌いを決めます。「感覚」は見たままに、「直観」は背後にあるものや意図を取り入れます。
これらは、下図のようなイメージとして存在・動作していると考えられています。
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この図の場合、主機能が「思考」、劣等機能が「感情」となります。
また、この円は回転するものでもあるので、ひとつの形が永遠の機能性とは限りません。
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これら機能の順位が変わるとき、イコールある段階において、劣等機能が発展してくることを「個性化の過程」といいます。
<機能のありかたにおける、男女差>
一概には言えませんが、ありかたの男女差が見られるそうです。どちらかというと、男性は、家庭よりも職場で求められる機能のみを鋭角的に発展させ、維持する傾向が高いといいます。
その半面、女性は、それぞれの機能をそこそこ平等に発展させているそうです。
どちらが良いか悪いかというものではありませんが、中年期以降、家庭に入るという転換期を余儀なくされる男性にとってみれば、それまでの鋭角的な機能に柔軟性を注いでいくという新たな作業への始まりに遭遇するともいいます。
○8つの類型
これまであげた、外向-内向と、4つの心理機能を組み合わせ、更なる8つの分類が考えられました。これより、類型と主な特徴を羅列してゆきたいと思います。
(※ここにあがっているのは、一面的な項目であるとも言えます。社会性としての良さであり、ある種の偏りともなる記述でもあることをご了承願います。)
外)思考…政治経済、社会に役立つこと
内)思考…哲学
外)感情…社交的、接待
内)感情…芸術家
外)直観…賭け事的なことを必要とする仕事
内)直観…ひらめき、研究者
外)感覚…現実主義、資料の整理
内)感覚…社会に適応するのが難しい
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