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失恋の導く良きもの



「失恋とは、辛く大変なものだー!」というニュアンスで綴った前章ですが、「だからイケナイ、悪いものだ!」という評価を意図的に与えずにおきました。
今回は、失恋の導く良きものについて綴ってゆきたいと思います。

失恋は、苦しいものです。そのことは何となくでも、誰もが知っているんじゃないかって思います。
失恋の苦しみを味わいたくないがために、感情を抑圧してしまうことの前提にも、失恋に直面することの大きさがどっしりと控えてるくらいですから。

ところが、「失恋をしてから始まるもの」も、たくさんたくさんあるのです。
喪失の側面に目を向けたくない気持ちは、痛い程にわかるような気がしながらも、そこに留まってしまうと見落としてしまう何かはあります。
何年か前に、「失恋?ウン。失恋して、良かったね。」と言いながら結婚していった友だちがいました。
ある時、気がついたのですが、私の周りでは、失恋をちゃあんと経験した人程、良いパートナーを見つけてゆくんですね。

私も失恋を経験したことによって、上っ面で恋をしていた自分に気づかされたり、良い意味で突きつけられたものがありましたっけ。
自分で長所と思っていたところが、意外にも短所だったり、短所だと思っていたところがむしろ長所だったり‥。
イタタタタと思った後で、時間も作用したりなんかして、急に、色んな気づきが湧いて来たことを覚えています。
フッたかフラれたかの回数よりも、目の前の人とちゃんと向き合おうとしていたのかなってところを一番、考えさせられました。
相手と向き合うことについて考えてみると、自分と向き合っているかどうかを考えざるをえなくなってきます。
そうして、いよいよ、蔑ろにしていた自分との問答を始めるに至った私でした。

結果的に、夫を前にした私は優等生になり過ぎず、良心も失わず、足元から何かを紡げる日々を送っています。
とにかく、私の場合は、「話し合うことの大切さ」を一番、実感しました。
「ええ?こんなことまで?」って驚いてしまうような思いさえ、言葉として目の前に出すことを心がけています。
何故だか、わかりますか?(^_^)

私が失恋を通して学んだものは、「自分と他人は、同じ器に入っていないという現実」だったからです。
言わなくても気づいてってお姫さまをしていても、絶対に気づいて貰えないことがあります。
女友達だったら察してくれることでも、同じ方法で、男の人に気づいて貰おうなんて甘チャンだったワ!と、自覚したのでした。
実は、案外、こういう体勢に入ってゆくことが、男の人の、心の懐に飛び込むってことでもありました。
どんな人を相手にしても、言わなければ気づかれないことは同じです。
ところが、届くまで、自分で根気よく伝えてみたら、そうした役割を果たしてみたところで、応えてくれる人はいるのです。
(↑残念ながら、応える余裕の無い人もいます。)
言いたいことを言い逃したが故の不満より先に、伝えるべく言葉があるもんだと学んだのです。
更に、ここで言い逃さないというのは、相手を受け入れる余裕も残してあるということです。
ということは、実は、相手にもメリットがあるわけなんですね。

ところで、恋愛には、「親密性の獲得」と呼ばれる発達課題が含まれているそうです。
ここで言われる親密性(誰かと真に親しくなる)というのは、「どこかで、本音を相まみえることもある事象」と同等となります。
まずは、お互いに、第1の礼儀を払い合えたのならば、本音の扱いをより深めていっても良いのかもしれません。




 


 


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