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カウンセリングの道標

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「何故、一問一答式に答えてくれないの?」(掲示板)





う〜ん、これはなかなかお答えするのが難しい質問です(^_^;)どう言い訳しようといった意味で難しいのというよりは、いい加減にあらず、心深くで大切な問いであると感じたものなので、一言で(安直に答えられない程に)あなたにお伝えすることが難しいと、私は感じています。
カウンセラーという役割を持った私からの視点を、言わば文化の異なる、カウンセラーではないかたの視線に向けて、どのようにお伝えするか。
私なりに精一杯、綴ってみようと思います。

私は、すぐにお答えしたほうがいいとすぐに判断出来ることには、「答える」ということに精一杯力を注ぎたいと、私自身に思ってはいるのです。

一方で、一問一答式に応じてゆく経過、場面の中で、まさに、「ご本人も、気がついていないと感じられるジレンマ(悩みだと言われるかたもあれば、特にその自覚の無い場合もあります。)」を、私の中に意識することが、度々ありました。
いわゆる意識されないところでのジレンマというものは、その性質上、明確な質問にはなり難いものです。それどころか、ちょっとした呟きや何気ない質問のような仮装をしていることが多いものです。

ところが、センシティブな目線から申し上げれば、見た目以上に、感情面からの訴えの濃いと感じる内容がそこにはあるのです。(心理カウンセラーは、そうしたものに敏感です。)

そうした言葉と心のズレを度々、感じとっていた私は悩みました。
相槌を打って応えるということは、とても簡単なことなのです。しかしながら、そうした書き込みの奥から響いてくる声は、どうやら簡単な相槌を求めてはいないようなのです。

むしろ、見えない綱引きを香らせる言葉があり、それは、どこか、言葉・文字とは裏腹に、丁寧で繊細な相槌を待っている気配がします。そうした折、私を引き止めたのはカウンセラーである私でした。
「もしもし、その(掲示板の)書き込みに応えてしまうのは簡単だけど、カウンセラーとしては、今の言葉には時間をきちんとかけてあげたいなあっ‥て思っているんでしょう?」 (現在もある、レス無し悩み吐き出し掲示板とは別に、レスを入れる足跡専用の掲示板というものを設置していました。その頃のお話です。足あと専用の掲示板でしたが、悩みごとを書き込んでゆかれるかたがおりました。純粋に、足あと専用の掲示板であるのに悩みごとを綴るといった、掲示板の意図を外してゆかれる不思議な現象(ズレ、不一致感の気配)に、書き込み手の心的世界について、うまい具合にいろいろと考えさせられたものでした。)
さて、どうしようか‥‥。

暫く、自らで葛藤してみた果てに(ベテランカウンセラー等、第三者の意見も参考にしました)、私は、カウンセラーである自分というものに、今まで以上に徹する道を選ぶことに行き当たりました。 ジレンマに中途半端に巻き込まれて、お遊びのような向き合い方をするのではなく、悩みの渦に対しては、カウンセラーとしてしっかりと、カウンセリングによって応えてゆきたい。だったら、お手軽に返信できる掲示板で、お手軽に返信してはいけないだろう、と。

ここに行き当たり、レス無しの悩み吐き出し専用のもののみ、掲示板を扱うことにしました。不安を抱えておられるかたには物足りないかもしれませんが、私という人間は、こうした形で悩みや不安・葛藤と付き合ってゆこうと思います。そのぶんカウンセリングという場面においては、精一杯カウンセラーとしてあなたのお話に耳を傾けたいと思っています。

とはいえ、メンタルヘルス系掲示板の存在そのものを否定するつもりはありません。
悩みや不安の感情等の、掲示板における交流を求めておられるかたもたくさんあると思います。当ルームでもそうしたサイトをいくつか探し、リンク集に載せておきました。よろしければ、ご利用くださいませ。








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