|
○ ○ ○ ○
○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○
|
文章の綴りには、魂が宿るそうです。魂響く文章とは何か?このことを追究しながら、文章を発想します。ええ、きっと自分との接点を欠いた文章を書きたくないのだと思います。
その上で、その時その時の自分に描けたものを置きました。
澄美
|
|
|
|
『木』 澄美版
木の存在を初めて意識したと思う、古い記憶があります。
祖母の家の二階の廊下、小さな私はぺたりと座っていました。
座っていたのは、まだまだ自由に歩けなかったからです。
廊下は、裏の林に面していました。
高くにある窓と小さな私の距離感は、何やら神秘的です。
すると、風が吹き林の木々がざわめいたのでした。
少し怖くもありながら、それでも温かく包む優しい音でした。
吸い込まれるように窓から枝葉の舞を見、音を聴きました。
無駄な言葉を知らなかったので、純粋に熱中できるのです。
葉や枝という小さな単位があり、それは木というものの一部
であり、それらが集まると林になります。
そこには優しく明るい青空がたたずみ、降り注ぐ適度な光は、
憂さを持っていってくれたのでした。
『木』を見て、様々を知りました。
様々の真ん中には、『木』がいました。
登ったりというおつき合いはありませんでしたが、
『木』は心の拠り所です。
|
|
|