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カウンセリングの道標

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 ジンさんのスクラップ帳(コラムへの扉)



心理学って
心理学は統計学?
生きる意味
強くなりました
言葉というもの
苦手な人
人と違うこと













その時出てきた文章を無性に、表現したくなったから。
この勢いによって、私は文章を書きます。

           ジン





打ちまっせ〜♪






実は、祭り好き

『木』  ジン版

ある日、男が歩いていた。

男は疲れ果てていた。
それほど疲れるだけの理由は特にありはしなかった。
ただ、何故、自分が苦しまなければいけないかがわからない。
ただ、何故、誰もがそんなに身勝手なのかがわからない。
ただ、何故、自分がそれに立ち向かう努力をしなければいけないのかがわからない。
そして、何故、そんなに未来が絶望にみちているのかがわからない。
・・・ 男は疲れ果てていた。

道を歩いていた。 男にとって、その道はただの道だった。
ただ歩くための道。 どこかに向かうための道。
どこへ向かうのか、、、そんなことはどうでも良かった。
ただ、早くそこに辿り着きたい。 そこで、一瞬でも休みたい。

歩き続けた。 男には歩くこと以外に目的は無かった。
だから、歩いている間に、いろんなことを考えていた。 「何故、なぜ、ナゼ・・・。」、と。
そして、自分は悪くないと言い聞かせた。 自分は間違っていないと言い聞かせた。
みんなが間違っているんだ。 俺のことは俺が正しいんだ。
何故、俺をほっといてくれないんだ!! 何故、俺の自由を束縛するんだ!!

ふと、そんな自分が嫌になった。 男は知っていたからだ。
自分だけが、何か特別に不遇なのではないことを。
自分だけが、何か特別に劣っているわけではないことを。
他の人が自分と同じ立場だとしても、自分と同じようには悩まないだろう。
・・・自分と同じようには苦しまないだろう。
なんて俺は弱い奴なんだ!! 情けない奴なんだ!! 卑怯な奴なんだ!!


その瞬間。 男の前を、 風 が通り抜けた。
サワサワサワ・・・ っと、何かが軽くかすれ合う音に包まれた。
男は自然と足を留めた。 止め処なかった思考の循環も、自然と止まった。

自分の周りに、大きな存在が現れた。 いや、もともと在ったんだ。
ただ、気づかなかっただけなんだ。

大きな木だった。 とても高い木だった。 ただ、そこに立っていた木だった。

その木は、俺なんかちっとも気にしていなかった。
いや、俺どころか、世界がどうなろうと、地球がどうなろうと、たぶん知ったこっちゃない。
もちろん、世界も地球も、その木が立っていようがどうでも良かった。

その木はただ立っている。
気温が上がれば、葉の気泡を開き、下がれば閉じ。
のどが渇けば、根から水を吸い、湿度が下がれば、水分を放出し。
大きくなれば、自分の大きさに負けないように、太くなり、根を伸ばし。

カッコ良かった。 ただの木なのに、とてもカッコ良かった。
俺も、そういう風になりたくなった。 なれる気がする。
全く束縛されない、全くの自然な俺が、本当の俺なんかじゃない。
束縛されても、自由じゃなくても、俺は本当の俺になれる。
俺は、どこかの時点のある場所に存在しているものじゃない。
どんな時でも、どこに居ようとも、
その時の思考とか行動とか、そういういろんなものが「俺」なんだ。

木を見上げた。 また、風が通り抜けた。 俺の髪もサワサワサワっとかすれ合った。
周りから、もっともっと、サワサワサワっとかすれ合う音が聞こえてきた。
周りには何十、何百・・・ もっと多くの木々が、ただそこに立っていた。
みんなみんなカッコ良かった。 「それでいい」って言ってるような気がした。


何かが解決したわけじゃない。 何かから開放されたわけでもない。
でも、その木々を思い出すと、いつも「それでいい」って応えてくれる。
だから、俺は「俺」になろうと思う。








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